日本各地に温泉の名所があります。古くから多くの人に慕われてきた名所と呼ばれる温泉は、やはりそう呼ばれるに相応しい歴史や、温泉としての質の高さがあります。また、それだけではなく、近辺にはどのような観光地があるか、交通の便は良いかなど、総合的に判断されて、名所としての地位が確立してきました。
某旅行サイトで、温泉の人気投票を行ったのですが、そこで選ばれた温泉を見てみると、やはり昔から名所として親しまれてきたところが選ばれているのがわかります。そして、エリア別に見てみても、九州から北海道まで、全国津々浦々満遍なく選ばれていることがわかります。それだけ温泉というのは、その地域ごとに地元の人にずっと親しまれてきたことがわかります。
ちなみに、その某サイトで選ばれた人気投票では、第一位は箱根温泉でした。古くから湯治場として親しまれ、800年以上の歴史をもつ古湯であること、東京から近いということ、また、なんといっても富士山が見えるということなど、人気があることがうなづけます。
第二位は、九州の湯布院温泉です。全国2位の湯量を誇る大温泉郷ですが、しかし、温泉街全体が静かで、どこか神秘的で、四季折々の美しい自然を楽しむことができるのも、人気の秘密だと思います。個性的な美術館、お洒落なショップなども立ち並び、特に女性に人気があるようです。
三位は、草津温泉です。湯布院とは打って変わって、活気のある温泉郷です。観光客でいつもあふれかえっています。町の中心をもくもくと湯煙をあげながら川のように流れておちる湯畑や、草津名物『湯もみショー』なども、とても迫力があって、他の温泉街にはない魅力満載です。
第四位は北海道にとんで、登別温泉がランクインされています。北海道ではもっとも知名度が高い温泉です。11種類も泉質があり、各宿泊施設ごとに引いている泉質が異なるので、湯めぐりをするのも楽しい温泉郷です。
第五位は愛媛の道後温泉です。その歴史はなんと3000年を超えるというのですから、いかに長い間親しまれている温泉かがわかります。シンボル的存在の道後温泉本館は明治27年に建てられ、とてもレトロな感じで、それがまた大きな魅力になっています。
このように、ベスト5を見ても、人気のある温泉の名所は九州、四国、関東、北海道と全国にまたがっていることがわかります。某サイトのベスト5にはランクインされませんでしたが、東北にも魅力的な温泉がたくさんあります。
古くから名湯、秘湯などと呼ばれる温泉の名所は、ぜひ行ってみる価値があると思います。なぜ、名所と呼ばれるようになったのか、その秘密がわかると思います。どこも甲乙つけがたいほどすばらしい温泉ばかりです。おそらく人気投票などは、温泉に対して失礼なことなのかもしれませんね。